木曽路は全て山の中

単なる日記です。

お出かけが少なくて犬がそわそわし始めたので、前から行きたいと思っていた中山道車中泊の旅にでかけました。

諏訪湖インターで車中泊、そこから塩尻インターまで走り、塩尻インターを降りてそのまま中山道に。そして木曽路十一宿を巡ることに決め、手始めに奈良井宿に向かいました。

奈良井宿はかつて67あった中山道の宿場町のちょうど真ん中に位置する町だそうです。比較的平地にある宿場町なのですが、標高は他の宿場町に比べると最も高いそう。馬籠宿や妻籠宿に比べると穴場とはいえ、端から端まで歩こうと思うとそれなりの距離があります。

駐車場に車を停めて、少し歩いて宿場町の通りへ。午前中だったせいか、人が少なくて静かな時間が流れていました。犬がいるのでお店には入れず、風情のある建物を眺めるだけとします。名物の五平餅が気になるところですが、どこかで食べることができるだろうと奈良井宿では見送りました。

中山道をぐいぐい進むと、短い間隔で道の駅が点在しています。道の駅っていいですよね。地域の特産物や新鮮な野菜が安く手に入りますし、時々その地域の方が作ったおにぎりとかお弁当とかも売っているので見逃せません。

というわけで、道の駅に立ち寄りつつ先に進むことにします。

福島に行ったときも思ったのですが、中山道は山の中ではあるものの、日差しを遮るところがありません。その日は雲ひとつない秋晴れの日だったので、日差しが強く犬を車にお留守番させることができないくらいでした。

奈良井宿を降りた後は、11の宿場町を全て立ち寄ろうと思いながら車を走らせていたのですが、なかなかそういうわけにもいかず。途中で木曽駒森林公園のドッグランに立ち寄ったり、何もないところに車を停めて犬と散歩したりするうちに妻籠宿についてしまいました。

妻籠宿を早々に後にし、最大にして最終の目的地である馬籠宿へ。馬籠宿についたときには、午後4時を回っていました。

馬籠宿に至るまでには、馬籠峠という峠を越えなければなりません。車なら数十分くらいの距離なのですが、何せ木曽路の夜は早く、夕方5時にはほとんどのお店が閉まってしまいます。間に合うだろうか、と車を走らせていると、きっと昔の人もこんな気持ちで峠を越えたのだろうなと考えてしまいました。

くらくなる前に峠を越えて馬籠宿に入らなければ、と焦ったことでしょう。そして馬籠宿について一泊したら、夜が明け切らないうちに出発して次の宿場町へ渡ったのでしょう。そうやって長い旅の果てに江戸やら京都やらにたどり着くというのは、どれほど大変だったでしょうか。

今は車があるから、長くても一晩あれば東京から京都まで行けてしまいます。便利な世の中になったなあと月並みな感想と感謝を抱きながら峠を越えました。

馬籠宿は坂道なので犬は車でお留守番とし、1人で散策することにしました。夕暮れの馬籠宿はそれは素晴らしく、延々と続いていく坂道の向こうには大きな空と紅葉に彩られた山々が広がります。宿場町の大通りには現代風の建物がないので、まさにタイムトリップしたかのようでした。

おばあちゃんが切り盛りされているお店で五平餅を焼いていただき、持ち帰りの袋に入れてもらってそれをぶらぶらさせながら、馬籠宿の坂を一番下まで下りて往復しました。

ここで一泊して夜を過ごしたら、どんな感じなのだろう。お店がどこも空いていないから暇で仕方なさそうだなあ、でももしかすると居酒屋が空いていたりするのかも、とかいろいろ妄想しながら歩く宿場町は楽しいものでした。ゲストハウスができていたので、夜もきっとがやがやと楽しい時間が過ごせそうです。欧米のバックパッカーも多くて、坂道で多くの方が写真を何枚も撮影していました。

海外の方が見るこの宿場町は、どのように映るのでしょうか。想像するとワクワクしました。そしてゲストハウスにも、いつか泊まりに来てみたいところです。

帰りは中津川インターから高速に乗り、家路に急ぎました。次は石川県への車中泊を狙っています。